新聞記事


伊能ウォークは朝日新聞社が主催しているため、
おじいさんを記事にしてくれたり、おじいさんの寄稿を
たくさん掲載してくれました。
その一部をご紹介します。

2003年02月26日

朝日新聞愛知総合版
『平成の「伊能」健脚記』

 安城の西川さんが出版

 99年1月から2年間かけて日本列島を巡り歩いた「平成の伊能忠敬ニッポンを歩こう21世紀への10万人ウォーク」(朝日新聞社など主催)。本部隊員として全行程1万1030キロを歩いた西川阿羅漢さん(72=写真、安城市=がこのほど、体験記『風と歩いた二年間 私の伊能ウォーク』(現代書館、税抜き2千円)を出版した。

 2年で踏破の思いまとめる

 伊能ウォークは江戸時代後期に全国を測量した伊能忠敬(1745〜1818)にならい、47都道府県を踏破。東海3県は99年秋に三重、00年冬に岐阜から名古屋市を抜けて東海道を東進し、大勢の参加者を集めたのは記憶に新しい。
  元海上保安庁職員だった西川さんはジョギングの趣味が高じて、この一大イベントに参加。パソコンを持参して日々の思い出をつづり、01年元日に東京にゴールした後、本作品をまとめ上げた。
 故郷の三重県尾鷲市で受けた大歓迎や鹿児島県屋久島で生い茂る緑の濃さに圧倒された印象などをまとめた。
  西川さんと言えば、妻の敦子さん(61)抜きに語れない。本部隊員を除けば女性では最多となる230日間歩き、「おしどり夫婦」と評判に。本作品で、西川さんは「40年の結婚生活でこの2年間の会話のほうが、過去38年間の会話より多かった」と感謝の意を伝えている。
  伊能ウォーク後も毎朝16キロ、夕方9キロのウォーキングを欠かさない。
 「番外編」として、伊能忠敬が歩いた伊豆半島や大隅半島を巡り、昨年は京都から東京・日本橋までの中山道をたどった。
 夢はオランダ・ナイメーヘン市で毎年10万人以上が参加して開かれる国際フオーデーズマーチを歩くこと。「ウォーキングの本場を夫婦で一度は歩いてみたい」と西川さん。「平成の伊能忠敬」ばとどまることを知らない。


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